関係優先か個人優先か(『日本人の心のゆくえ』)

 日本という国では、一般の傾向と異なることをする、自立的に動く、というのは危険である。常に全体の中に自分を際立たせてないように位置づけておかなければならない。と言っても、日本人は個性がないとか、自分のことを考えないというのではない。一体感的関係を優先させながら、その中で自分の欲することをしたり、個性をあらわすことを考える。  …
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理屈抜きの関係(『日本人の心のゆくえ』)

(前略)彼女の言い分をひと通り熱心に聴いた後、私は「『悪い』というのには二種類ある。何か理由があって『悪い』というのと、理屈抜きで『悪い』というのとがある。あなたのしていることは、理屈抜きでともかく『悪い』のだから止めなさい」と言った。彼女はこれに同意して、以後「不純異性交友」をやめた。 (中略)われわれの対話で一番大…
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話したって無駄な時(『ぼくの地球を守って』)

「先に手を出した方が罪は重いのですよ、シ=オン」 『どおしてさ!』 「もちろん、そそのかしたル=メニタもいけません。でもそれに対してすぐ暴力で返すのは一番いけないことです。人間として一番恥ずべき行為です。手を出すより先に話し合いなさい。不満があるならまず言うことです。伝えることです」 『言葉だって傷つけられ…
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無償の愛情(『あなたにここにいて欲しい』)

「世の中には、確かに、辛すぎることがあるのよ」 祥子、こういうと、じっとあたしの顔を見つめた。 「で、辛すぎることに出喰わした人は、無償の愛情を求めるのよ。求める――っていうか、そういう人には、そういう愛情が必要なのよ。あたしには、真美、あなたが必要だったのよ。……ゆがんでるわね」 (同書第248~249ページより…
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心の癒し(『中年クライシス』)

そうすると、現代人として、何らかの「絶対者」の存在を信じたり特定の宗派に属したりしない人にとって、心の癒しはどのように行なわれるのか。私は、そのような宗教的な仕事は、特定の宗派に属さなくても遂行できるのではないかと考え、その様なことのお手伝いをするのも心理療法家の仕事の一つと考えている。 (同書第60ページより) =…
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音楽礼拝の準備(映画『パッション』)

明日の午後、「受難節の賛美と黙想」と題した音楽礼拝に 助っ人として参加します。 同礼拝の中心は、マタイによる福音書朗読とコラール演奏です。 同福音書の中の、J.S.バッハ作曲のマタイ受難曲に取り上げられている部分を お手伝いをしている聖歌隊や会衆と共に朗読し、 その中で、マタイ受難曲…
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いそがしい(『サイレント・ラブ』)

「でも、ぼくらはみんないそがしいんです。大急ぎでチーズバーガーをコーラで飲みこむような暮らしですから」 (同書第59ページより) ================================= 現代、ひとはみな日々を忙しく過ごしている様に感じます。 大人も子供も、男も女も、なにかにせき立てられている様…
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使命感(『愛に関する十二章』)

そもそも、歌をうたうということは一体どういうことなのか。リストラだ経済危機だという大変な時代にあって、本当にすさんだ気持ちで生きている人たちに歌によってなんらかの慰めを与えることができるとしたら、それは本当に素晴らしいことではないでしょうか。自分は天から人を慰める歌を歌うという任務を与えられてこの世に送り込まれたのだという気持ち…
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底無しのジレンマ(『メンタルヘルスに手を出すな!!』)

これからの社員は、会社の利益どころか、日本の活力のまさしく唯一といって良い命綱なのです。それにもかかわらず、恐らく団塊ジュニア全体としての給与水準は団塊の世代よりも下がっていかざるを得ません。増加する一方のストレスと減少する賃金、まさに、逃れられない底無しのジレンマが待っています。 (中略) 彼らは、「私は繊細な壊れ…
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ユビキタス -Ubiquitous- (BWV232)

Cum Sancto Spiritu in gloria Dei Patris. Amen. 聖霊とともに 父なる神の栄光のうちにいませば。 アーメン。 (同CD第12曲より。訳:杉山好) ================================= 私は通勤電車の中で、前の晩に録音したラジ…
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カラオケの師匠 -玉置浩二氏-

 歌も、表現者も、聴き手も、幸せになるために生まれてきたのだから。 (同書第236ページより) ================================= 玉置浩二氏の音楽と共に歩んできて、もうどのくらい経ったでしょうか。 「ワインレッドの心」が流行り始めたのは、 確か私が高校二年生…
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世界遺産での“Benedictus”(BWV232)

Benedictus qui venit in nomine Domini. 祝福あれ、主の御名により来たる者に。 (同CD第24曲より。訳:杉山好) ================================= 先の記事にいただいたコメントへの返信で プラハ城を訪れたことがあることを書きまし…
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心の中の鳥

「俺は、君の心が欲しいんだ」  ふと、彼がつぶやいた。窓から朝の光が差し込んでいる。彼女は彼の横に寝ている。 「よくわからないけど、体を求めるのは体なんだ。でも、心は心を求めているんだ」  彼女はうなずくかわりに瞬いた。視線は上を向いている。 「――君の心は今、何処にあるんだい?」  彼女の肩にかけていた左腕に少し力を入れて、…
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生きていてほしい(『忙しいパパのための子育てハッピーアドバイス』)

 しかしそれでも、お父さんたちに、これだけは、お願いしたいことがあります。  それは、唐突ですが、生きていてほしい、ということです。 (同書第161ページより) =================================    生きていてほしい。 このことばは とても深い 愛…
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「いえすへの こうぎ」(『うたをうたってあげたい』/『深き淵より』)

高校生の時に、博愛ということについて考えたことがあります。 その頃に出会った、前掲の詩集の中の「いえすへの こうぎ」という 詩を読んだのがきっかけでした。 その後、大学の倫理学のレポートでこの詩に関して取り上げ、 また学生合唱団の指揮者を務めた4年生の時に、以前の記事で紹介しました、 …
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聖歌隊の助っ人(クリスマス音楽礼拝)

先週末、10年来お手伝いを頼まれている聖歌隊の クリスマス音楽礼拝が無事終わりました。 ご一緒している聖歌隊は、特定の教会に所属しているのではなく、 色々な教会に所属している方々が集まって賛美を共にする合同の聖歌隊です。 そういった考えを 超教派 と言うそうで、 そういった聖歌隊が珍しいものであるこ…
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何のための音楽(『男の人って、どうしてこうなの?』)

今日の男性にとって、どんな宗教のブランドを選ぶかはそれほど重要ではない。宗教間の違いは、様式や手法の違いに過ぎない。真のキリスト教徒や仏教徒やアボリジニーの長老は、共に探求し、分かち合える多くの共通項を見出すだろう。ある意味で、どんなスピリチュアルな道にも、それは言える。しかし、人生において何らかのスピリチュアルな実践法をもたな…
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男の中の男(映画『マリア』)

「男の中の男」と聞いて思い浮かべるものは 人によって異なるだろうと思います。 例えば、強敵に対して恐れることなく立ち向かって行く人、 例えば、逆境を物ともせずに目的を達成する人など、 色々な例があるだろうと思います。 先日、家族で映画を観に行きました。 2006年にアメリカで製作されたもので、…
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中身よりも態度(『父親の品格』)

子育ては「どう育てるか」の中身よりも、「どう育てようとしたか」という親の態度の方が重要ということだ。 (同書第106ページより) ================================= 上に引用した文の「子育て」と「育てる」、「親」という言葉は 色々なものに置き換えることができる様な気が、私は…
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