東日本大震災を覚えての祈祷会での祈り(2015年3月8日)

天地を創られ、全能であられる父なる神様、あなたのみ前に集まって、共に祈りを献げます。

4年前の2011年3月11日、東日本大震災が起こり、多くの人命が失われ、地域に大きな損害を与えました。
また、大震災による原子力発電所事故によって放射能汚染、地域破壊が引き起こされました。
4年を経て、今もなお仮設住宅に住んでおられる方、避難生活が続いておられる方が多くおられることを覚え、改めて心の痛みを深くします。

私は、この出来事に際して「私など何もできない」と自らに憤る者です。
ですが、詩編作者は歌います。
「あなたはわたしの嘆きを数えられたはずです。
 あなたの記録にそれが載っているではありませんか。
 あなたの革袋にわたしの涙を蓄えてください。」と。
あなたが私の、憤りゆえの涙をも革袋に蓄えて下さる方であることを、今、改めて信じます。

「人はパンだけで生きるのではなく、人は主の口から出るすべての言葉によって生きる」のです。
私の今の持ち場での働きによって、苦しみの中を生きる方々を助けることにつながることを信じ、勤めに励んでいます。
そして、あなたの口から出るすべての言葉もまた、それらの方々に与えられることを願い祈ります。

主よ、あなたは私たちに祈りを与えてくださいました。
どうか、あなたによって祈ることを通して誰もがどこにいてもこの出来事に直接的に触れ関わり、痛みを分かち合うものとされることを教えて下さい。
どうか私たちが、今以上にあなたへの信頼と祈りとを篤くすることができますように。

主よ、
その独り子をお与えになったほどに世を愛された主よ、
全ての人と共におられ、全ての人と共に嘆き、全ての人と共に苦しんで下さる主よ、
どうか、震災と原発事故によって苦しむ方々と共にあなたがいてくださいますように。

主よ、あなたの強い御手による導きと慰めを願います。
どうか、被害に遭われたキリスト者が慣れ親しんだ教会を離れていることがあったとしても、その信仰をお支えください。
この出来事の中で、同じく傷つきながらもあなたのみ言葉を語り続ける牧師、教会を支える信徒たちを、あなたが支えて導いて下さい。

どうか私たちが、大きな災害に目を向ける中にあって、身近にある出来事にも引き続き目を注いでいくことができますように。

痛みの中にあるすべての人々のために祈り支えている教会と信仰者の上に、あなたの恵みがありますように。
また、私たちがこの出来事を忘れず、永く祈り支えてゆくことができますように導いて下さい。

憐れみと慈しみと慰めの主、イエス・キリストのみ名によって祈ります。
アーメン


参考:「東日本大震災、あれから1年 祈りのしおり(信徒の友 2012年 3月号

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